のび太の母親

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　皆さんはのび太のママの事をどう思いますか？「ちょっと口うるさいけどほんとは優しいお母さん」と言うのが一般的な意見だと思いますが、甘いです。
　私は彼女が許せません。何故ならば、のび太が日頃からジャイアン達のいじめを受けていることに全く気が付いていません。のび太がジャイアンに殴られてぼろぼろになって帰ってきても、何とも思ってないのか気が付いていないのか。
　ジャイアンがのび太の家にやってきても
「まぁ、いらっしゃい剛さん♪」
と、ニコニコと出迎えています。

　のび太ももうよく解っていて、いじめられた時はママではなくドラえもんに泣きつきます。
　そう、すでにのび太の母親はドラえもんなのです。
　ドラえもんはのび太の事をすべて理解していて、わがままを言えば怒ったりもするけれど、結局最後には全て許して助けてくれる。厳しくしなければと思いつつ結局甘やかしてしまう愚かな、そして愛すべき母親そのものなのです。

　昔、江川達也はこう言っていました。
　「ドラえもんは結局のび太をダメにしてますよね」（たるるーとくんはドラえもんのアンチテーゼだったのです。）
　同感です。
　でも、それでも人は皆、自分の全てを許し、受け止めてくれる存在を必要としているのです。
　安心して、遠慮なくわがままが言える相手がいるのは幸せなことです。

　私も欲しいよ(泣)

　さて、もし私がのび太のママだったらと考えてみました。
　とりあえずのび太はほっといて（ﾏﾃ）ドラえもんの道具を狙います。
　最低でも「グルメテーブル掛け」は奪います。
　それから「コピーロボット」と「タイムふろしき」と「どこでもドア」と・・・・・あ、それよりスペアポケットさえあれば・・・・
　周りの大人がドラえもんの道具を狙わないのが不思議です。
　もしもドラえもんが現実にいたら、ドラえもんを巡って各国の秘密機関が暗躍し、おそらく最後には第三次世界大戦が勃発することでしょう。
　ドラえもんさえいれば世界を征服できます。

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